監督
ヒラ・メダリア(「Web Junkie」、「To Die in Jerusalem」)

撮影
オデッド・キルマ

出演
メナヘム・ゴーラン&ヨーラム・グローバス(キャノン・フィルムズ共同設立者)
シルヴェスター・スタローン、ジャン・クロード・ヴァンダム、ジョン・ヴォイト
チャールズ・ブロンソン、チャック・ノリス、イーライ・ロス他
ピーボディ賞受賞、エミー賞に3度ノミネートされた映画監督、プロデューサー。作品は批評家から高い評価を得て、国内外の劇場、HBO、MTV、BBC、ARTEなどの放送局で放映されている。主な作品に「To Die in Jerusalem」(2007年/HBO放映)、「After the Storm」(2009年/MTV放映)、「Numbered」(2012年/ARTE放映)、「Dancing in Jaffa」(2013年/トライベッカ映画祭、IFCサンダンスセレクション上映)、「Web Junkie」(2014年/サンダンス映画祭上映/PBS、BBC放映)、『キャノンフィルムズ爆走風雲録』(2014年/カンヌ国際映画祭上映)。最新作「Censored Voices」(2015年)は、サンダンス映画祭とベルリン国際映画祭にてプレミア上映され、今秋に劇場公開を予定している。南イリノイ大学にて文学修士修得。

メナヘムとヨーラムにはいい人と悪い人の役割があって、メナヘムは「好きなだけ!」、ヨーラムは「そんなに払っちゃダメだ」と。メナヘムは「好きだから払いたい」 私は2人を交互に見たが、すでにギャラの額が決まってるのは知ってたよ。
エホラム・ガオン(俳優『カザブラン』)
真夜中の2時に電話が鳴った。数年ぶりに話すのに「起こしてすまない」とも言わずに、開口一番こう言うんだ。「ブレイクダンスを知ってるか?」
「頭で回るヤツか?」と聞くと「そうだ すぐ来てくれ」と。
ロサンゼルスに着き、タクシーでスタジオに向かうとアフリカ系アメリカ人とプエルトルコ系が50人いた。このドアほどあるスピーカーでノリノリの音楽を流していた。 「俺は何してるんだ?」と思ったね。
ジョエル・シルバーグ(映画監督『ブレイクダンス』)
僕の映画を観に来る人は欲求不満を抱えている。
空想世界だとわかっていても、劇場を出る時は何らかの解放感と達成感を感じていると思う。必ず主人公が悪者をやっつけるから気分よく帰れるんだ。
チャック・ノリス(俳優『地獄のコマンド』)
彼らのオフィスに初めて行った時を思い出す。おんぼろの建物でドアが驚くほど小さかった。
1年後にまたウィルシャー通りのキャノン社を訪れると、中にいた人が「向かいにご用ですか?」と、戸惑っている私に目配せするんだ。目をやると“帝国””ができていた。巨大な新築ビルだった。盛大なパーティーにはチャールズ・ブロンソンが来ていた。憧れの人が同じ屋根の下に…。
マイケル・ダディコフ(俳優『アメリカン忍者』)
彼の頭上をキックすると、翌日オフィスに招かれたんだ。
彼のオフィスに出向き、まず会話で挑発した。そして上着を脱ぎ「筋肉はあります。これを見て」と言って、椅子をどけて前後開脚を披露した。
さらに 空手の型を見せ「ただでやります」と。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(俳優『ブラッド・スポーツ』)
子供の頃、キャノン社の映画に夢中になった。あのロゴを見るだけで胸が高鳴ったよ。
キャノンといえば銃撃戦に、美女にヌード、バイオレンス。“ヤバイ映画”の代名詞だった。あんな映画会社は他にない。

イスラエルから来た2人がアメリカの大衆文化を乗っ取ったんだ。
当時はインターネットもフェイスブックもユーチューブもなく映画が情報源だった。
これらの映画を何度も繰り返し見てそれを真似していたんだ。
教わったのは忍者とチャック・ノリスとチャールズ・ブロンソンとブレイクダンスだ。
イーライ・ロス(映画監督『ホステル』)
金融業界が絡むことで映画製作の方法はすっかり変わってしまった。
数十万ドルで作る映画と1千万ドルで作る映画は違う次元のものだからだ。
キャノン社は手作り感覚で映画を作っていた。
私がハリウッドを去ったのはそのような精神がハリウッドから失われたからだ。
アンドレイ・コンチャロフスキー(映画監督『暴走機関車』)
メナヘムはあの大きな声でこう叫んだんだ。「素晴らしい脚本とキャストが揃った。アクション映画の傑作だ。出なきゃ損するぞ」と。
ジョン・ヴォイト(俳優『暴走機関車』)
キャノンは私の故郷でヨーラムとメナヘムは私の両親のようだった。
ところが2人は袂を分かち、親が離婚した子供の気持ちになった。
ボアズ・デヴィッドソン(映画監督『グローイング・アップ』)